カロリーメイトは健康補助食品として有名ですが、中には「カロリーメイトを食べると太る」という噂もあります。果たして、その噂は本当なのでしょうか?
また、ダイエット中にカロリーメイトを食べる際には、どのような方法が適しているのでしょうか?今回は、カロリーメイトにまつわる疑問について解説していきます。
身体が太るメカニズム
まずは一般的に身体が太るメカニズムを説明します。大きな要因は以下の2点です。
要因
- 糖質が多い
- カロリーオーバー
糖質が多い
糖質が多い食品を摂取すると、血糖値が急激に上がります。そのため、すぐにエネルギーとして消費されずに、余った糖質は脂肪として蓄積されてしまいます。
また、血糖値が急激に上がることで、インスリンの分泌も急激に増えます。このインスリンが大量に分泌されると、余分な糖質を脂肪として蓄積するだけでなく、さらに脂肪細胞を生成してしまうため、太りやすくなってしまいます。
カロリーオーバー
カロリーオーバーとは、身体に必要なエネルギーを超えるカロリーを摂取し続けた場合に、余ったカロリーが脂肪として蓄積される現象のことです。つまり、運動量が少なく、食べ過ぎると身体に余分なエネルギーが蓄積され、それが脂肪として現れるのです。
例えば、一般的な成人男性の1日の必要エネルギー量は、約2200~2500kcal程度です。この量を超えるとカロリーオーバーとなり、余ったカロリーが脂肪として蓄積されることになります。
カロリーメイトは太りにくい
カロリーメイトはネット上で太るとの情報も散見されますが、実際には1日3食にプラスしておやつ代わりに食べる場合が多いようです。
しかし、ご飯の代わりとして摂取する場合は太りにくいと言われています。ここでは、その理由について、太るメカニズムに着目して解説していきます。
要因
- カロリーメイトは糖質が少ない
- 食事としてはカロリーも少ない
カロリーメイトは糖質が少ない
カロリーメイトは一般的なお菓子やパンに比べて糖質量が少ないと言えます。例えば、カロリーメイトの「チョコレート味」1袋(50g)あたりの糖質量は約25gですが、同じくチョコレート味の菓子パン1個(約50g)あたりの糖質量は約34gとされています。
ただし、カロリーメイトには糖質以外のエネルギー源として脂質も含まれているため、全体的なカロリー量には注意が必要です。
食事としてはカロリーも少ない
カロリーメイトは、1食あたり約200~300kcal程度で、1日3食を食べた場合でも、必要エネルギー量を大きく超えることはありません。したがって、適量であればカロリーメイトが太る原因となることはありません。
しかし、カロリーメイトだけを過剰に摂取していた場合は、運動不足と合わせてカロリーオーバーになる可能性があるので注意が必要ですね。
カロリーメイトの特徴
今回は、ダイエットに取り入れる際に注意すべき、カロリーメイトという食品についてご紹介します。
まずは、カロリーメイトとはどのような食品なのか、またどのような種類があるのかを説明していきます。
特徴
- 手軽に食べられる
- 栄養バランスが良い
- 長期保存が可能
- 種類が豊富で飽きない
手軽に食べられる
カロリーメイトの最大の特徴の一つは、手軽に食べられることです。カロリーメイトは、小袋に入った個包装タイプの商品が主流で、外出先やスポーツ時にも手軽に食べられるため、アウトドア派やスポーツ選手の方にも人気があります。また、食べやすい形状であり、噛む回数も少なく済むため、時間がないときや食べる時間のない場合でも簡単に摂取できるというメリットがあります。
栄養バランスが良い
カロリーメイトは、栄養バランスが良く、エネルギー源となる糖質、タンパク質、脂質のバランスが適切に配合されています。特に、タンパク質と脂質の割合が非常に良く、栄養素が均等に含まれているため、健康的な食生活に欠かせない補助食品として人気があります。
また、一食分に必要な栄養素がバランスよく摂取できるため、食事の代わりとしても利用できます。食事がとれない時や、外食が続く時、急な出張や旅行などで栄養不足になりがちな時に便利です。
長期保存が可能
カロリーメイトはアウトドアや非常時の食糧としても有名ですが、その特徴は長期保存が可能なことにあります。この特徴は、ダイエットにも役立つと言われています。
例えば、職場や外出先などで急に空腹を感じた時に、カロリーメイトを手軽に摂取することで、食べ過ぎを防ぎながら栄養バランスを保つことができます。また、外食やコンビニ食品が多い現代社会では、栄養バランスの偏りが気になる人も多いかもしれません。そんな時にもカロリーメイトは役立ちます。栄養バランスを考えて、食事の中でカロリーメイトを取り入れることで、無理なくダイエットを続けることができます。
種類が豊富で飽きない
カロリーメイトは、種類が豊富で、味もさまざまです。そのため、毎回同じ味の食事を繰り返すことによるマンネリ化を防ぐことができます。ダイエット中には、同じメニューを食べ続けるとストレスがたまり、ついつい食べ過ぎてしまいがちですが、カロリーメイトを食べることで飽きることなく、適量を食べることができます。
また、カロリーメイトは、ポーションサイズが小さいので、食べ過ぎを防ぐことができます。カロリー制限をしながら、お腹を満たすことができるので、ダイエット中でもストレスなく過ごすことができます。さらに、栄養バランスが良く、必要な栄養素が含まれているため、健康的なダイエットにも適しています。
カロリーメイトは、種類が豊富で、味もさまざまなので、ダイエット食としても人気があります。適量を守って食べることで、飽きることなく、健康的なダイエットができます。また、ポーションサイズが小さいので、食べ過ぎを防ぎ、ストレスなくダイエットを続けることができます。
ダイエット中におすすめなカロリーメイトの食べ方
カロリーメイトはダイエット中でも食べられる優れた食品ですが、適切な食べ方が必要です。以下はダイエット中におすすめのカロリーメイトの食べ方です。
おすすめの食べ方
- 食事の置き換えとして食べる
- 食事の前に食べる
- 運動前に食べる
- おやつとして食べる
食事の置き換えとして食べる
代替食品としてカロリーメイトを取り入れる場合には、主食になるご飯やパンなどをカロリーメイトに置き換えることができます。例えば、朝食にカロリーメイトを食べてお腹を満たし、昼食や夕食は通常通りの食事を摂るという方法があります。
ただし、カロリーメイトは栄養価が低いため、代替食品として使う場合は、他の食品で栄養バランスをとるように心がける必要があります。また、カロリーメイトには保存料や添加物が含まれている場合があるため、過剰に摂取することは避けるようにしましょう。
食事の前に食べる
食事の前にカロリーメイトを食べることで、食事の量を抑えることができます。カロリーメイトに含まれるたんぱく質や脂質が、食事を受け入れる準備を整えるため、食べ過ぎを防止する効果があります。食事前に一袋食べることで、満腹感も得られるため、ダイエット中に欠かせないカロリーコントロールがしやすくなります。
運動前に食べる
カロリーメイトはスポーツ選手にも愛用者が多い食品です。運動前に食べることで、エネルギー補給ができます。特に、有酸素運動前に食べることで、糖分をエネルギーとして消費しやすくなるため、効率的なダイエットが可能となります。
以上、ダイエット中におすすめなカロリーメイトの食べ方をご紹介しました。カロリーメイトは飽きずに取り入れやすいため、ダイエットの強い味方となってくれます。ただし、過剰な摂取は禁物ですので、適量を守りながら上手に活用しましょう。
おやつとして食べる
カロリーメイトは種類が豊富で、飽きることがありません。また、一袋あたり100kcal前後と、おやつに適したカロリー量であるため、おやつ代わりに食べることができます。そのため、空腹感を抑えることができ、間食を制限することができます。
カロリーメイトをダイエット中に食べるメリット
カロリーメイトをダイエットで食べる最大のメリットは、カロリーコントロールがしやすいことです。ダイエット中は、摂取カロリーを減らすことが重要ですが、食事制限で過剰に食べたいという欲求を抑えることが難しい場合があります。そこで、カロリーメイトを食事の一部として取り入れることで、空腹感を抑え、適度なカロリー摂取量をキープすることができます。
カロリーメイトは1個あたりのカロリーが約100kcalと低めですが、1日に何個か食べることで必要なエネルギーを摂取できます。また、カロリーメイトには様々な種類があり、好きな味を選ぶことができるため、食事制限による食べ物の制限を感じることがありません。
さらに、カロリーメイトにはビタミンやミネラルが含まれており、栄養バランスも考えられた食品となっています。ダイエット中は栄養バランスを考慮しながら摂取量を減らすことが大切ですが、カロリーメイトは栄養バランスを保ちつつ、適度なカロリー摂取ができるため、ダイエット中でも安心して食べることができます。
3食をカロリーメイトだけでダイエットを行うのは、栄養バランスが偏りやすく、長期的には健康に悪影響を与える可能性があるため、適度な食事制限や運動と併用することが重要です。
カロリーメイトは食物繊維が不足しているため、他の食品でバランスを取りましょう!
カロリーメイトは栄養バランスが良い食品ではありますが、食物繊維が少ないため、他の食品と一緒に食べることでバランスを取ることが重要です。
例えば、野菜や果物などの食品を摂取することで食物繊維を補うことができます。また、カロリーメイトと一緒に飲むことができる飲み物として、水やお茶などがあります。水分をしっかり摂ることで、体内の代謝が上がり、ダイエットにも効果的です。
さらに、たんぱく質を多く含む食品を摂取することで、カロリーメイトの栄養バランスを補うことができます。たとえば、鶏肉や魚、豆腐などがあります。バランスの良い食生活を心がけながら、カロリーメイトを上手に取り入れることで、ダイエット効果を最大限に引き出すことができます。
カロリーメイトは太る? まとめ
カロリーメイトは適切に食べることでダイエットに役立つ食品と言えます。太る原因とされるカロリーオーバーには注意しながら、適量の摂取を心がけましょう。また、カロリーメイトは食物繊維が少ないため、他の食品でバランスを取ることが大切です。適切な食べ方をすることで、カロリーメイトが健康的なダイエットのサポートとなることが期待できます。